建売の外観がダサいといわれる理由は?おしゃれにする6つのコツ

夢のマイホームに向けて見学会に行っても「なぜかピンとこないな」と感じたことはありませんか。新築で時代のニーズに合った住宅のはずなのに、どこかダサいと思ってしまった方も多いのではないでしょうか。

モデルハウスなどの建売住宅は、建売住宅販売業者があらかじめ決めた設計と素材によって建てられています。そのため、注文住宅のように個性があまりなく、物足りないように感じてしまうこともあります。

しかし、建売住宅を購入するからといっておしゃれな外観の家を諦める必要はありません。建売住宅は、工夫次第でおしゃれな外観にすることもできます。

そこで今回は、なぜ建売住宅の外観はダサいのかその詳しい理由を解説します。外観を変えるコツも紹介していますので参考にしてください。

建売住宅の外観がダサいといわれる理由 

建売住宅の外観がダサいといわれるのは、建売住宅だとわかりやすい外観であることが理由です。建売住宅が持つ外観の特徴を確認しましょう。

シンプルで普通すぎるため

建売住宅は万人受けしやすいようにシンプルな外観になっています。誰でも受け入れやすく好みが分かれづらい外観であり、表現を変えると個性がない外観であるともいえます。

一般的に注文住宅を建てる場合は、買主のこだわりや要望が詰まった家づくりになるため、ほかの住宅と差別化できるような住宅がほとんどです。しかし、建売住宅の場合は個性を出すことは難しく、シンプルな外観になっているためダサいといわれやすくなります。

似たようなデザインが多いため

建売住宅はどれもデザインがよく似ています。そのため、とくに分譲地に並んだ場合はより同じに見えてしまうため、個性がなくダサいと見られてしまいます。

似たようなデザインになるのは、建売住宅は建築コストを抑えて建てられているためです。コストを抑えるために、原材料や設計などをあらかじめ決めているため、建売住宅販売業者が異なっても似ているところがあるのが特徴です。

設計はハウスメーカーによって異なることもあるため、間取りなどの違いはありますが、使用されている資材のレベルは同じであることが多く、外観は似てしまいます。

窓のバランスが悪いため

建売住宅は窓の種類や設置位置に実用性を優先的に採用しているため、おしゃれな外観を求める方にとってはバランスが悪く見えてしまいます。

建売住宅の窓の位置は、日当たりなどを考慮して決められており、外観はあまり重視していません。また、建築コストを抑えるため標準的な大きさ・素材の窓を設計していることも多く、個性は出にくくダサいといわれやすくなります。

建売住宅の外観をおしゃれにするコツ 

シンプルな建売住宅でも、工夫次第で外観をおしゃれにすることは可能です。以下の5つのポイントをチェックしましょう。

表札やポストにこだわる

表札やポストは住宅の顔です。建物本体と比べると小さく目立たないため、重要性を感じにくいですが、表札やポストの仕様次第で住宅の印象は大きく変わります。

玄関は出入りしやすいよう必ずわかりやすい位置に設計されているため、他人の目が向きやすい場所です。建売住宅の場合、玄関のドアを変更することはできませんが、後付けの表札やポストは買主がこだわれるポイントです。

表札にこだわるならセミオーダーやカスタムできるサービスを利用しましょう。デザイン性のあるおしゃれなものを作れるうえ、背面に絵を挿し込むなど個性的な演出も可能です。

室外機の置き方を工夫する

生活感の出やすい室外機は、住宅の正面から見えにくい位置に設置しましょう。建売住宅はシンプルな見た目のため、室外機などの屋外に置くものは目立ちやすくなります。設計上正面に置かなければならない場合は、室外機カバーで目隠しするのがおすすめです。

室外機カバーは、さまざまなタイプが販売されています。外壁と調和が取れておしゃれに見えるよう、木目調やアイアン調などのデザインがあります。住宅とのデザインバランスのいい、好みのデザインのものを選びましょう。

ただし、室外機前に壁がある場合やカバーの設置方法によっては、室外機からの熱を遮ってしまう可能性があります。熱がこもると室外機に負荷がかかり電気代が高くなるだけでなく、故障の原因にもなるため設置場所やカバーの取り付けには十分注意を払う必要があります。

外構工事に力を入れる

住宅の外観は外構によっても大きく印象が変わります。外構専門会社に依頼して、外構のデザインに力を入れましょう。おしゃれなフェンスを設置したり植栽を利用したりするのもおすすめです。

植栽は植え方によっては、早くに枯れてしまったり見栄えが悪く成長したりすることもあります。植栽を含めた外構はDIYも可能ですが、専門業者に依頼した方が失敗することなく見た目もきれいに保てます。

外壁や植栽をライトアップする

手軽に外観をおしゃれにしたいなら、ライトアップがおすすめです。置き型のライトは手軽ですが、よりスタイリッシュにしたいのであれば埋め込み型のライトがおすすめです。

埋め込み型は、花壇などの地面に埋め込むことで設置できます。ライトは足元や外壁を照らせるため、夜間の安全も確保できる上に防犯対策にもなります。ただ、置き型よりも光が弱いため、設置位置を考えるなどの工夫が必要です。

ライトアップを考えるなら、追加で屋外コンセントをつけましょう。屋外コンセントがあれば、高圧洗浄機を使用したり車内を掃除機がけしたりなど、さまざまな用途で役に立ちます。

外壁を塗り替える

表札や外構の工夫だけでは物足りなければ、外壁を塗り替えてしまうのもひとつの方法です。外壁塗装の費用相場は、塗装する範囲や使用する塗料の種類によっても異なりますが80万円〜150万円[3] ほどです。

専門知識がないときれいに塗り替えできないこともあるため、自分で行うことはおすすめできません。費用がかかってもプロにお願いすることで、建売住宅のイメージを大きく変えられます。

建売住宅のおしゃれな外観5選 

外観に力を入れているおしゃれな建売住宅もあります。人気の外観スタイルを紹介します。

モダンスタイル

白とグレーのツートンカラーが特徴的なデザインがモダンスタイルです。モダンスタイルは建売住宅でもよく取り入れられています。片方が下がっている片流れ屋根と直線的なデザインで設計された外観は、すっきりとしたモダンな印象を与えます。

モダンスタイルは一見シンプルですが、飽きにくく時が経っても年代を感じにくいデザインです。

北欧スタイル

フィンランド・スウェーデン・ノルウェーなど、北欧に見られる住宅の要素を取り入れた北欧スタイルは、近年人気の高いデザインです。

北欧スタイルは、自然をイメージした土や緑を連想させる、ベージュなどのアースカラーを取り入れた外壁が特徴です。屋根は急勾配の三角屋根で、温かみのある外観が魅力です。

一方で、外壁にホワイトカラーを取り入れるスタイルもよく見かけます。ホワイトカラーの外壁にレンガ色の屋根を組み合わせても、北欧スタイルの雰囲気を演出できるでしょう。

南欧スタイル

スペイン・ギリシャ・イタリアなど、南欧に見られる住宅の要素を取り入れたのが南欧スタイルです。スパニッシュ瓦や半円状の屋根が特徴です。

南欧スタイルの屋根は、軒の出がありません。そのため、一般の住宅よりも日差しを屋根では遮れず、外壁が汚れやすいところがあります。遮光カーテンを取り入れたり、汚れが目立ちにくい外壁に塗り直したりするなどの工夫が必要です。

アメリカンスタイル

アメリカンスタイルはいくつかありますが、中でも人気なのがアーリーアメリカンスタイルとブルックリンスタイルです。

アーリーアメリカンスタイルの外壁は、一枚ずつ重ねられているラップサンディングです。厚みと立体感があり、シンプルであっても特徴的な風合いが出ます。使用されるカラーは爽やかなホワイトや水色などです。また、グリーンやブラウンなどの自然色を取り入れることもあります。

一方、ブルックリンスタイルは、レンガ調の外壁が特徴的です。壁にレンガやタイルを取り入れることでより雰囲気を醸し出せます。使用されるカラーは、ブラック・ブラウン・グレーなどです。

通常なら目立たないように隠す配管やダクトなどをあえて見せる無造作なデザインは、より一層ブルックリンスタイルを強調します。

和モダンスタイル

モダンスタイルに日本家屋の要素を取り入れたものが和モダンスタイルです。シンプルさに加えて落ち着けるような温かみもあります。

和モダンスタイルは外壁に格子状のデザインを取り入れたり、切妻屋根を取り入れたりして雰囲気を出します。このような特徴から、通気性がよく視線を遮れるなど、機能性を兼ね備えた建物にしやすいところが特徴です。

建売住宅業者の選び方 

似たようなデザインになりやすい建売住宅も、販売している建売住宅業者によって特徴が異なります。どの建売住宅業者の住宅なら好みに近いのか、以下をポイントに確認しましょう。

見学会に参加する

まずは、積極的に見学会に参加しましょう。建売住宅であれば、広告やホームページなどで外観から間取りまで確認できます。しかし、それだけでは具体的なイメージがしにくいため、見学会で実際の住宅を見るのがおすすめです。見学会では下記2点をチェックしましょう。

  • そのままでも十分満足できる外観か
  • 工夫すれば建売住宅らしさを軽減できるか

外構など、どこまでがオプションで選べるのかを質問しておくと仕上がりをイメージしやすくなります。

数社を比較する場合は、標準仕様で比較するのがおすすめです。標準仕様で確認する方が、オプションにどれくらいかかるかわかりやすいため、トータルコストを比較しやすくなります。

実績の有無を確認する

信頼できる建売住宅業者かを判断するために、どれくらいの実績があるかの確認は欠かせません。多くの場合、実績はホームページで施工事例とともに確認できますが、掲載されていないようであれば直接確認しましょう。

どれくらいの建売住宅を販売してきたのかに加えて、ほかの建売住宅業者にはない強みはどこかも合わせて質問するのがおすすめです。

希望が通るか確認する

建売住宅業者によって異なりますが、建売であっても建築前であれば希望を取り入れてくれる場合もあります。注文住宅のように大きな希望を通すことは難しいですが、カラーの変更や使用する素材の変更などは依頼できる可能性もあるため、確認してみましょう。

ただし、建築後は希望が通らないため相談に行くタイミングが重要です。気になる建売住宅販売業者があれば、事前に相談しておくのもいいでしょう。

株式会社タカオホームソリューションズでは、岐阜県の物件情報を掲載しています。ぜひご覧ください。 

まとめ

建売住宅の外観はシンプルなデザインが多く、どれも同じように見えることからダサいといわれることもあります。しかし、建売住宅だからといっておしゃれな外観を諦める必要はありません。

後付けできる表札やポストにこだわったり、おしゃれなフェンスやライトなどを外構に取り入れたりすることで、おしゃれな雰囲気を出すことは可能です。また、思い切って外壁を塗り替えると、住宅のイメージを大きく変えられます。

建売住宅業者によってそれぞれ特徴が異なります。おしゃれな外観の建売住宅を販売していたり、建築前であれば希望を通せたりすることもあるため、見学会や問い合わせで確認してみましょう。

建売住宅業者は実績が多くて信頼できるところがおすすめです。株式会社タカオホームソリューションズは、年間約100棟の住宅を建築しています。

創業から45年以上建築に関わったノウハウを活用して、お客様のニーズにあわせた住宅を提供いたします。ぜひお気軽にご相談ください。