一戸建ての間取りの決め方|世帯別に人気があるアイディアを紹介

一戸建て注文住宅の魅力は、自由に間取りを決められることです。しかし、どのように間取りを決めていけば、理想の家に仕上がるのかわからない方も多いでしょう。一戸建ての間取りは理想の家のイメージや、こだわりの条件をしっかり固めるところから始めるのがおすすめです。

本記事では、世帯のタイプ別におすすめのアイデアを紹介しながら、一戸建ての間取りの決め方について解説します。

一戸建ての間取りの決め方

一戸建ての間取りを決めるためには、どんな家にしたいのかというイメージと間取りの希望条件を固めておくことが大切です。

ここでは、希望の間取りを決めるために必要な視点について解説します。

家族構成にあった部屋数を決める

1番大切なのは「誰が何人住むか」です。まずは家族構成から、その生活に必要な間取りを考えてみましょう。

部屋の数は、間取りを決定する際に重要となる条件ですが、家族を構成する全員が個室を持つか持たないかでその数は変動します。家族の数+LDKと考えるか、夫婦の寝室+子どもの人数分の個室と考えるかは、家族一人ひとりの生活スケジュールから考慮すると、より決めやすくなります。

理想の間取りからイメージを取り入れる

理想のインテリアや間取り図からイメージを取り入れるのも、おすすめの方法です。

雑誌や映画、ドラマ、SNS等何でも構いません。自分が好きだ、こういう家に住みたい、こういう暮らしをしたいと思える写真や間取り図を見つけたら、すぐに保存するようにしておきましょう。

生活動線を意識する

生活動線とは、人が暮らす際に家の中で使う「ルート」を表した線のことです。

たとえば、帰宅して手を洗う、トイレに行く、お風呂に入る、寝室へ行くなど、それぞれのシーンでどこをとおるのかをイメージしてください。その際に、それぞれが目的をスムーズに果たせる、無駄のないルートが形成できれば、それが生活動線のよい間取りとなります。

いつも誰かとぶつかってしまう、よけいなドアをぐぐらなければ目的の部屋に着けない、などの不具合が起こらないよう注意しましょう。

家事動線を意識する

家事動線とは、家事を行う際に家の中で使う「ルート」を表した線のことです。家事もまた生活に密着したものなので、生活動線と同じくらい大切にすべき動線です。

よりスムーズな家事動線を作るには、洗面所・キッチン・リビングを上手に回遊できるようにするのがおすすめです。料理・洗濯・家族とのコミニュケーションが家事の3本柱です。家の中のマルチタスクをこなすためには、その3つを行き止まりなくぐるぐる回遊できることが必須です。

今後を考える

家は長く住むもので、一度建てたら取り替えるわけにはいきません。10年後、20年後の暮らしを想像し、それを見据えた間取りにすることも大切な視点です。

それぞれのライフステージに応じて必要な間取りは変わります。そのたびに家を建て替える、増築するということは難しいですが、大きな部屋の間仕切りを変更する、バリアフリーの視点を取り入れて設計するなど、柔軟性のある間取りにすることで、変化に都度対応することができます。

土地を活かした間取りにする

きれいで平らで四角い土地というのは、意外とないものです。建築予定の土地の形を上手に使うということも大切な視点のひとつです。

たとえば、傾斜を活かして地下室やガレージを作る、多角形の部屋を作る、建物に囲まれた土地ならインナーバルコニーにする、狭い土地ならスキップフロアを活用して床面積を増やすなど、快適な家を作るアイデアは豊富に存在します。

何より、土地に合っている作りの家は、それだけで快適性も満足度も上がります。知恵を絞るのも、また楽しみのひとつです。

ゾーニングをしてから間取りを決める

ゾーニングとは、どの位置にどんな機能の部屋を配置するのか、おおまかに決めることです。目的の同じ空間をできるだけまとめておくと、生活動線や家事動線との整合性も取りやすくなります。

また、同時に家の外についてもゾーニングすることをおすすめします。家の方角や風向き、周囲の環境などにも配慮して、物干し場やガレージ、庭の配置などを決めておくと、土地全体をくまなく有効活用することができます。

予算に収まる間取りにする

建築費用を予算内に収めるというのは、当然ながら大切なことです。しかし、これを最初に意識せずに理想の要素を詰め込んでしまうと、後からひとつずつ要素を削っていくという作業が発生してしまいます。

たとえば、建物の複雑な凹凸、吹き抜け、階段の多用、バルコニーの数、窓の大きさと数、水回りがまとまっていないと自然にコストがアップしてしまいます。これらを意識しつつ、どうしてもゆずれないこと、家族がこだわりたいことに優先順位をつけておくと、効率がよいでしょう。

【世帯別】人気の間取りを紹介

家の間取りを決めるには、みんなが採用しているトレンドを知るのも大切です。ここからは、世帯のタイプ別に人気の間取りを紹介します。

全世帯におすすめの間取り

まずは、全てのタイプの世帯に共通しておすすめの間取りです。

対面型キッチン

キッチンを、壁に向かってではなく部屋の空間を見渡せるように設置したものを、対面型キッチンと呼びます。調理中も、家族とコミュニケーションを取ったり、テレビを眺めたりすることができるため、大変人気です。

和室コーナー

和室には、いまだ根強い人気があります。とくに、壁と障子で仕切った「和室」ではなく、リビングと地続きになるよう畳を敷く「和室コーナー」は、より空間を開放的に演出することができます。

シェードや障子などで必要に応じてゆるく仕切れるようにしておくと、客間のようにもなり、使い勝手がよくなります。

ウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットは定番中の定番ですが、各部屋に対しての収納量を慎重に検討することが、使い勝手のよいウォークインクローゼットを作る秘訣です。パイプの高さや枕棚の高さにもこだわるのがポイントです。

キッチンのパントリー

キッチンから続くスペースにパントリーを設置するのも人気です。買い物から帰ってすぐに食品のストックなどを収納できますし、調理中にもすぐに取り出せるので、大変便利です。

ウォークインシューズクローゼット

近年では、ウォークインシューズクローゼットが人気です。靴はもちろん、キャンプやゴルフ、釣り、バーベキューなどのアウトドア用品やベビーカー、ボールなども収納できる、いわゆる土間収納を指します。

ロフト・小屋裏収納

ロフトや小屋裏など個室としてスペースを確保しにくい場所は、収納庫として季節ものや出番の少ないものを収納しておくのに向いています。取り外し可能な梯子か固定階段か、利用頻度や収納物に合わせて検討しましょう。

階段下の収納

階段下のデッドスペースは、扉を付けた収納としても、あえて扉を付けずに「見せる収納」や書斎スペースにするなど、多くのポテンシャルを秘めています。インテリアのアクセントにもなり、アイデア次第で活かせる重要な空間です。

廊下の収納

日常でよく使うものは、生活動線上にある廊下の収納に入れるのがよいでしょう。家族みんなが取り出しやすく便利です。また、見せる収納「ニッチ」として、花や雑貨とともにカギやはんこ、レターオープナーなど置けるようにしておくのもおすすめです。

床下の収納

床下収納も便利で使い勝手がよいものです。とくにキッチンや洗面所に床下収納を作ると、ストック品を収納しておけるという利点があります。

間仕切りしやすい部屋

たとえば、子どもが小さいうちは大きな部屋で一緒に、将来は2つに分けて個室を、というように、間仕切りしやすいように作っておくこともおすすめです。

あらかじめドアや窓を複数作り、簡単なリフォーム工事で壁を作って部屋を増やせるようにしておくと、ライフステージの変化にも柔軟に対応できます。

ファミリーにおすすめの間取り

ここからは、ファミリーにおすすめの間取りを紹介します。

リビング階段

近年では、リビングの中に階段を設置するのが人気です。家族がリビングを必ずとおるような間取りになるので、自然にコミュニケーションが生まれます。また、誰がいつ出て行った、帰ってきたというのがよくわかるところもポイントです。

吹き抜け

吹き抜けは、憧れの間取りのひとつです。リビングに解放感が生まれ、家自体を広く明るく見せてくれるのが特徴です。2階の通路から1階を見下ろせるようにしたり、2階の部屋の窓を吹き抜けに向けて設置したりするのも、家全体に一体感と調和をもたらすおすすめの工夫です。

ファミリークローゼット

家族の服をまとめて収納できる大きなクローゼットがあれば、洗濯物の片付けがぐっと楽になります。また、家事導線を考えて、洗濯機置き場やベランダ、ランドリールームなどを近くに配置すれば、更に便利です。

ランドリールーム

洗濯物を庭やベランダに干すのは、取り込む時間や防犯面が心配です。近年は共働き家庭も増え、日中完全に留守になってしまう家庭も多く、室内にランドリールームを設ける家庭が増えました。

浴室とつなげて浴室乾燥機の活用も視野に入れるのも効率的ですが、2階の日当たりのよい場所に洗濯機を持って行って、ランドリールームを作る方法もあります。

独立洗面室

浴室と脱衣所、洗面室が一緒くたになっていると、他の家族が入浴している時に洗面室を使いづらいという問題が発生します。とくに家族の人数が多い家庭はこの問題が重要です。

洗面室と脱衣所を独立させておくと、誰かが浴室を使っている際に洗面室を気兼ねなく使えて便利です。

固定階段で昇れるロフト・小屋裏

個室というほどの天井高はないけれど、ちょっと1人になりたい、落ち着ける空間が欲しいという場合に、ロフトや小屋裏は大変便利です。梯子ではなく、固定階段で上がれるようにすると、行き来が苦にならず便利でしょう。

二世帯住宅

親子2世帯で住む場合は、お互いのプライバシーを維持できる二世帯住宅がおすすめです。水回りも入口もきっちり分けた完全分離型、水回りなどは共有する一部共有型、個室数だけを多く確保する完全同居型、の3つのタイプが主となります。関係性や介護状態などに応じて選択しましょう。

間取り成功のコツ

ここまで、間取りを決める際に持っておきたい視点と、人気の間取りについて紹介してきました。では、一体どんな間取りを選べば「成功」と呼べるのでしょうか。

納得のいく間取りに選ぶためのコツについて解説します。

ライフスタイルを確認する

1番重要なのは、家族のライフスタイルにフィットしているかです。同じ家族構成でも、仕事や趣味などによって、必要な収納量や生活動線も全く違います。

自分たちは普段どういう暮らしを送っているのか、これから想定されるライフステージの変化はどんなものか、生活をする全員でよく考えてみましょう。

生活をリアルにシミュレーションする

ライフスタイルにフィットした間取りとはどんなものか、それは実際の生活をできるだけリアルにシミュレーションすることで見えてきます。

たとえば、朝起きてから身支度をして出かけるまでの行動、帰ってきた子どもはどう動くのかなど、間取りプランができたら、1日の行動をひとつずつシミュレーションしてみることをおすすめします。

時間と手間はかかりますが、ここをしっかりやっておくと、より無駄のない理想の家に仕上がるでしょう。

完成までのスケジュールを立てる

いつまでに引越しをするのか、ゴールを決めてから全てのスケジュールを立てることをおすすめします。

ゴールが見えていないと、ついだらだらとしてしまって進まなくなってしまう、逆に時間がかかり過ぎて最終的にスケジュールがきつくなってしまい、慌てて選択を誤ってしまう、などという事態が想定されます。

間取り作りに時間をかけ過ぎて疲れてしまうケースもあります。引っ越し期限を明確に設けて、そこに向けて間取り作りにかけられる時間がどれくらいあるのかを計算して取り掛かりましょう。

相性のよい担当者を見つける

家づくりにはある程度の時間がかかります。ハウスメーカーの担当者は、その長い時間をともにするパートナーとなる存在です。打ち合わせを何度も重ねる相手ですから、どうしても関係性が密になります。できるだけ相性のよい、相談しやすい人を選んでおくと、気持ちよく家づくりができるでしょう。

ハウスメーカーや工務店を選ぶ際は、価格やデザインはもちろんですが、担当者の対応や人となりにも注目してみましょう。

株式会社タカオホームソリューションズは、創業から45年以上建築に携わっており、近年は年間約100棟の住宅を建築しています。豊富な経験と実績で、お客様のニーズにあった住宅を提供していますので、ぜひ一度お問い合わせください。

まとめ

ひとくちに間取りと言っても、やはり世帯のタイプや生活の様式で、必要な条件などが異なります。今回紹介したおすすめのアイデアや決め方を参考に、今のライフステージに合った暮らし方は何か、これからどう暮らしていきたいのかをよく考えて見ましょう。

株式会社タカオホームソリューションズは、岐阜市北一色に本社を置き、新築住宅(分譲住宅・注文住宅)の建築を主に行っている建築会社です。長年の経験と実績から積み上げられたノウハウと、お客様の声を反映させ続けた新しい知識で、よりよい住宅を造れるように日々取り組んでいます。

間取りにお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。